オンラインサロンなるものを始めました

シナプスでオンラインサロンなるものを始めました。題して「1年で酒造免許がとれるサロン」です。

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うちでは見学の申し込みを基本的に受け入れてます(過去2件だけ断ったことがあります、あまりに忙しくて)。

正直、「こんなしょぼい所見てどうするんだ?見ごたえのある機械とかないぜ」とは思ってるんですが、世の中ってのは意外と物好きが多いようです(失礼)。

どうも話を聞いた感じでは、

1/3くらいは趣味として酒蔵めぐりをしてる人たち、1/3がバーテンダーや酒屋で半分趣味で酒蔵めぐりをしてる人たち。残り1/3が酒造ベンチャーで起業したい、という人たちでした。

僕は起業するときに酒造ベンチャーに行ったりはしませんでした。非常に熱心だなと感心しました。

そういう人たちにはいつも
「認可自体は書類さえそろえれば基本的には取れる(一部例外がある)」
「問題は認可を取った後だ。許認可事業者としての法的義務を全部こなす法務は結構大変で、営業に行く時間が無くなる。経営が苦しくなる」
「書類作成をいかに効率化するかが鍵だ」
「筋トレをしたほうがいい。大きい機械はお金がかかる。お金をかけないで起業したいなら筋肉をつけないと腰痛になる。」

というような実践的なアドバイスをしています。

こういうのは経験者にしか分からないでしょう。こういうなんてことない日々の業務(ロジスティクス)を完璧にこなさないと商品開発(サブスタンス)とか以前に認可を維持できなくなり倒産するのです(この3年ほんと骨身にしみた)。

アドバイスだけで起業に踏み切る人がいるとは正直思えない。とはいえ実際起業してくれるなら事業提携をして業務の共通化・効率化を行える。特に仕入数量を大きく出来れば農家さんとしても助かるはず。

認可取得だけでなく、日々の法務や広報活動や設備の開発等々の包括的な支援を積極的にやっていく事で世の中に酒造ベンチャーを増やそう、という事で始めました。

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